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台湾について、雑談やら色々なことを友達に長文メールを送る感じでだらだら書いてます。

蹴りたい背中を読んだら心がヒリヒリした。

わたしがまだ学生のころ、「最少年で芥川賞受賞!!」てな感じで、本に山積みになっていたり学校の推薦図書になっていたりと色々と思い出深い(といっても読んだことないんだけど)本だった【蹴りたい背中

この頃わたしは世間が容認するすべてのものを否定したかったお年頃でして、はぁ??んなものあたしゃぁ読まないよ!!っと突っぱねていた本でもあります。

といっても、その頃(も今も)賞受賞したからといって自分好みの作品だとは限らないし、すごいんだなぁとただぼんやり思ったいたんだけど。

今回、たまたま読む機会があったので読んでみました。

 

蹴りたい背中 (河出文庫)

蹴りたい背中 (河出文庫)

 

 

内容が分かるように書くので未読の方はご注意を。

 

 

指のササクレをいじられているような感覚。

もう学生を終えて気づいたら何年も経っているけど、またあの、面倒くさいようなヒリヒリする痛みを思い出さねばならんのか!!って思ってしまった。

 

例えば、最初の理科の授業の場面。

よく先生が、○人グループになれ〜っていうね。体育でもよくあるパターンですよ。

あれ自分が残った時はかなり心にくるよね。私自身もたぶん何度か経験があったりしたと思う。

一番つらいのは、余ったことじゃなくて、グループを作った人たちからの憐れむ視線なんだよなぁ。

(ちなみに良い先生は、先生自身で男女混合グループを作ってくれる。心遣い半端ない先生。)

 

それと、他の友人はどんどん友人の輪を作っていくのに、自身はどうしても自分の頑固な部分を柔らかく出来なくて周りに置いていかれる気分。

経験があるよーーーー!

 

 

主人公の長谷川ちゃんの、自分のほうが幼稚な部分があるのにどうしてもそれを受け止められず人を見下して、彼らのことを幼稚と言ってしまったり・・・。

私、中学生の時にやりました。

本当は少しの羨ましさと自分勝手な意地なんだけどね。

そりゃぁ周りに置いていかれるよ。

 

そう、これは人によっては自分の成長しきれなかった時の思い出が蘇る物語なのかもしれない。

そんな私は見事に部分的にこの主人公に自分を投影してしまったから、ヒリヒリしていたのかもしれない。(ハツみたいな幼稚すぎていなかったことを今は祈ることしかできない)

 

 蹴りたいって??

読む前も読んでる間も、ずーーとなんで背中蹴りたいの?って頭も心もはてなだらけだったんだけど、読んだ後もよく分からなかった。

いろんな人の考察?や感想なども読んでみたけど、それでもイマイチよく分からない。

そして今もよく分からない。

私の解釈では、

彼女の友人である絹代やその周りの人々は、ちゃんと他人と関わり合いやらからちゃんと自分の居場所を作って楽しそうなのに私は全く馴染めないし

唯一友達になれたにな川を見るとその幼稚さ(オリちゃんっていう虚像に入り込みすぎてるところ)にも、彼自身がそれに全く気づかないから余計にイライラするし

なんか自分の身体も大人になっていやらしくなってるし

一体なんなん?

みたいな。

 

いろんな不安とかがごっちゃになって彼女の中のちょっとした暴力性を開花させちゃって、唯一それを発散できるのが、幼稚で、しかも周りのことなんかお構いなしのオリちゃんのラジオを聞いてるその情けないにな川の背中だったのじゃないかなぁっと。

 

ラストでも、オリちゃんとの自分だけの世界が(リアルで彼女目の前にすることによって)崩れてぼーとしているにな川の背中を蹴るんだけど、これはもっと分からない。

失意の底にいる幼稚だったにな川をみて、またなんとも説明しにくい”わからない感情”をぶつけたのかなぁ

 

これだとハツは、ただのクラスに馴染めないただのドSに目覚めた女子高生になってしまうよね…

 

それとも、成長した(他者との関係性を学んだ)にな川の背中に自分の少し幼稚な葛藤(でも簡単に消化できない)が鏡のように反射して蹴りたくなっちゃった

のかなぁっていうのが予想。

 

そこは感情移入できないよ

正直ちょっとハツのわがままキッズ具合にも正直イライラしてしまった。

たとえば、大遅刻とかね。しかも、悪いと思っているんだろうけども態度が!!

しかも理由が服を選んでて・・・?

ビーサンに合わせるような服ってそんな考えなくない???

この子は、時々中学生かと思うような稚拙な態度をするよね。

例えば、ビーサンで指の間の皮が剥けるぐらいに必死に走る。

この時にな川に悪いっていうより、自分のせいにしたくないから必死に痛みなんかどうでもいいくらいの爆走のように感じたんだよねぇ。なんでだろう。

 

ていうか、玄関出る時、遅刻してるんだから走りやすいスニーカーとかにしようって普通思わない?遅刻しながらビーサンとか、もうやる気が感じられない。

もう見た瞬間、ビーサンかよ!!ってツッコミ入れたい。

 

 流石純文学

 この手の小説は、読み手自身がどう感じるか考えるかを委ねられてるとおもうから、私が感じたことを書いてみました。

いろんな解釈があるので、人の感想文のために読んでも面白いのかもしれない笑

もしかしたら、思春期真っ盛りの彼らに苛立ってしまう人もいるだろうけど、自分の学生時代と比較しても楽しい作品だと思います!

中には私みたいな黒歴史を思い出す人もいるだろうけどね!!笑